ハクモクレンとソフトクリーム

毎年この時期になると地下鉄高架下の公園まで行って、ソフトクリームを食べながらハクモクレン(もしかしたらコブシかも)を眺めるってことをしている。公園の近くのマンションを叔母が持っていて、学生の時に住まわせてもらっていたから、その時は近所の公園ってことで自然に立ち寄っていた。数年前に引っ越しをして、今は公園からまぁまぁ遠いところに住んでいるけれど、4月も20日を過ぎると頭が白い花のことでいっぱいになって足が公園に向かう。今年は結婚相手に借りたクロスバイクで行くことにする。

 

ハクモクレンのつぼみや花は、見ていて面白いんだよね。白文鳥みたいでかわいらしい。でも今年はソフトクリームが食べられない。コロナウイルスが流行っているから、手を洗えない環境で物を食べないことにしている。皮膚が弱いので、アルコール消毒もできない。ソフトクリームの形をした看板の前を素通りするのは、かなりつまらない。

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お見舞い

彼氏が入院したのでお見舞いに行った。膝を傷めて手術を受けたらしい。ヤクルトが飲みたいと言っていたので気を利かせて買って行ったけれど、これはピルクルではないかと笑われた。ヤクルトとピルクル、私は簡単なおつかいもできない。

 

売店でソフトクリームを買い、隣の食堂で食べる。彼氏は桜餅と桃ゼリーを買っていた。ポットからついだぬるいお茶が美味しい。彼氏は最近お茶が飲めるようになった。今日は日曜日で、暖かくて、食堂は明るくて、人が少ない。数日前に雪がうっすら積もったけれど、今日の陽気でほとんど溶けただろう。

 

手持ち無沙汰に喫茶店を覗いたり(なんとメニューにピザがあった!病院にピザ!!!)デイルームにパソコンを持ちで写真を見たり、病室でリッツを食べながらコーラを飲んだ。病室の戸棚から次々と食べ物を出してくれて、亡くなった祖父も入院中にそうしてくれたことを思い出した。お腹いっぱいでバスに乗って帰った。

 

夜にアボカドを食べようとして包丁を手のひらに刺した。結構深くいったのでかなり落ちこむ。実際の痛みもあるけれど、なにより気持ちが折れる。傷口を圧迫し、心臓より高く上げながら食べてもアボカドは問題なく美味しい。お米は研ぎたくないしお風呂も憂鬱だと彼氏にメッセージを送る。「ok」と短い返信がきた30分後には、彼氏が手配したピザが届いて一人でパーティーという運びになった。冷蔵庫にビールが冷えていてよかった。

 

ピザーラのピザをはじめて食べた。フレッシュバジルが別添えになっており嬉しい。いつも利用しているピザハットの方が美味しい気もするけれど、たぶんピザーラよりピザハットの方が家に近いからではないかと思う。ピザの美味しさの決め手は熱さかな。

新聞の切り抜き

年末年始は実家に帰って二週間ほどゆっくり過ごした。前半一週間は親戚の接待に追われていた。後半は時間を持て余し、新聞を読んでは気になる記事を切り抜いていた。新聞は北海道新聞(根釧地方)を取っている。その中でいいな〜と感じた記事を二つメモする。

 
「金星と土星 大接近」
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注目したいのはこの写真。新聞に載せる写真って「見ることで記事の内容がなんとなく想像できる」ことが必要とされると思うのですが、これはわからんでしょ…。絶対にもっと良い写真があったでしょ…。さっぽろテレビ塔のアンテナの陰を挟んだ月と金星とのこと。好きな感じの写真ではありますが、私が編集者だったらこの写真は載せないだろうなぁ。
 
「部屋も持ち物もぜーんぶピンク」
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これめちゃ可愛い。私が特にいいと思ったのは「自分が満足できる色のピンク」という表現。素直にいいなと感じた。そうだよね、どんなピンクでもいいってわけじゃないよね。私もピンク好きだよ。格好いいピンクがすき。